こんにちは。じんの歯科こども歯科、院長の神野です。
平素は当院を「かかりつけ歯科」としてくださり、誠にありがとうございます。
さて、今回はリコール(メインテナンス)を受診していただく目安についてお話しさせていただきます。
学術的に考えますと、受診1年目は基本的に3〜4ヶ月程度のチェックをお勧めしております。
約1年の推移を勘案し、リスクが少ない、あるいは状態が安定していると見込まれた場合はリコール間隔が6ヶ月程度まで延長されます。
大きな補綴物(被せ物や詰め物)が無い場合は、6ヶ月での評価を経た後12ヶ月程度まで延長されます。
リスク評価に関しては、日本歯周病学会の診療指針、歯科保存学会ガイドライン、および文献(Essentials of Dental Caries; Edwina Kidd, Ole Fejerskov等)を参考に決定づけられています。
レントゲン写真につきましては、スクリーニング(全体網羅)を目的とする場合は2年前後が望ましいとされていますが、必須ではありませんのでその都度ご希望をお伝えください。
局部のレントゲン写真は、スクリーニングのレントゲン写真より高精細で、心配な部位や問題となる可能性のある部位の経時的変化を評価するのに適しており、適宜撮影しています。
なお、歯周基本治療(歯周病を改善するための非外科的治療)のあと病状安定と判定された場合に、病状の安定を維持するための定期的な評価や処置を行うことをサポーティブ・ペリオドンタル・セラピー(SPT)といいます。
SPTは保険適応です。当院におきましては、最短1ヶ月毎のSPTが保険適応となる施設基準を満たしていますので、ご心配なことがありましたら、なんでもご相談ください。
蛇足ですが、昨今の感染拡大の懸案事項として歯科でのエアロゾル(飛沫感染)が問題として取り上げられる機会を拝見します。
じんの歯科こども歯科では、医療用の天カセ式超大型空気清浄機を複数台配備し、常に院内全体の空気循環および空気清浄を行っています。
また当院で、エアロゾルを発生する水の出る器具機械を使用する際は、口腔外バキューム(強力な外部排気式)を使用しております。口腔内で用いる通常のバキューム器具と口腔外バキュームを併用することで細菌検出が約90%減少するなど、その有効性は立証されていますので、ご安心ください。
その他の感染拡大防止策につきましても、歯科医師会の指示のもと最大限の努力をして参りますので、今後もご愛顧のほど宜しくお願い致します。
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