こんにちは。
じんの歯科こども歯科、院長の神野です。
夏が終わり、徐々に涼しくなってきましたね。
食欲の秋ということで、色々なものが美味しい季節にもなってきました。
私の趣味の1つが、家族のためにお菓子やパンを作ることです。
ですので、食材が豊かになるこの季節は、とてもワクワクします。
しかし、甘いものをたくさん作るからといって、ムシ歯だらけにはなっていません。
それはなぜでしょう?
1つの原因として「間食の頻度が増えるほどムシ歯が発生する」という研究結果があります。
口の中は口腔内常在菌という、様々な菌群が存在します。
腸内の善玉菌、悪玉菌のようなイメージで、間食が増えれば増えるほど、悪玉菌が増殖します。
すると善玉菌が活動しにくくなり、口の中の環境が悪化していくのです。
ムシ歯の原因菌は1つではありません。
様々な菌の相互作用によって口の中が保たれています。
このバランスを崩すような生活習慣が問題となります。
具体的には、未就学児は1日5回まで、それ以降は1日4回までの飲食制限を推奨しています。
朝昼晩のご飯で3回、間食が1回(未就学児は2回)で、1日4回になります。
ただし、これには飲み物も回数に入ります。
ジュース(100%フレッシュジュースやスムージーも含む)、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、牛乳、無糖ブラック以外のコーヒー紅茶なども全てカウントしてください。
無糖のものや代替甘味料のみ使用したものはカウントしません。
もちろん、砂糖たっぷりのアメ、ガム、グミ、ラムネなども1カウントになります。
1回の飲食時間は30分程度かと思います。
ですので30分おきにボトル缶コーヒー(ブラックでないもの)を飲んでいたら、とんでもないことになるのが分かりますね。
学校でお茶代わりにスポーツドリンクを飲んでいても、大変です。
飲食回数の制限はしていますが、歯科からは飲食量の制限はしていません。
摂取量は同じでも、回数をコントロールして食べればOKです。
また、無糖のお茶やお水、ブラックコーヒーやキシリトールガムなどは1カウントされません。
年齢別の飲食内容についてなど、細かい話になると多岐にわたりますが、ご心配な方は当院でご相談ください。
ムシ歯になりにくい生活習慣を身につけられると良いですね!